かたくなったらほどけばいいね

1月5日木曜日、先ほどまで眠かったはずが布団に入った途端目が冴えてきた。いつもは気絶するように夢の中へ行けるのに、もう30分もごろごろしている。

よほど週末の三連休が楽しみらしい。

 

例えば12月27日が土曜日だったら。29日から1月3日までが年末年始休みなので、1月4日日曜日までの9連休となったわけだ(合ってる?)。個人的には土日がクリスマスよりよほど嬉しい並びである。しかし、そうなると仕事初めの5日からいきなり5連勤になってしまい、その点、今年は3日働けば3連休だ。一長一短。

最適な年末年始の並びは何曜日スタートだろう、と毎年考えている。

仕事に行くのはだるいが仕事自体はいやではない。業務内容も職場の人間関係も待遇も、今のところ不満なく過ごしている。それは「嫌になったら辞めればいい&いつかは雇用期限終了で離れるときが来る」という前提のせいかもしれない。終わりがあるから頑張れる、ゴールのないマラソンを走り切ることはできない、という使いまわされたその言葉通りだ。

 

大きく困っていない仕事だが、仕事である以上、多少の問題というものは出てくる。それを解決すべく、相手方に電話をした。私は相手が対応するのを待っていた、そしたら相手は私から動くのを待っていた。

相手は私が動くと言った、と主張する。私は相手に対応してもらうつもりで話を進めたのでそんなはずがない、たぶん。話しているうちに内容がこじれたか、言葉選びを間違えて誤解を与えたかしたのだろう。どちらの言い分も正しく、どこでこうなったかを確認する術がないことだけは確かだ。

そしてもう一つ、これは大した問題ではない。少なくとも今回については、うわー勘違いしていました申し訳ありません!で済む程度の話であった。なのに。

 

心臓がドキドキする。血液がサーッと引いて、またどくどく流れていく。体温は下がってまた上がっているような。幸い、手は震えていない。頭の中に流れてくるのはどれもこれも、自分が悪くないことを証明しようとする言葉たちだった。

いずれにしろ、一度電話を切って先輩に相談する。すみません、お互い相手待ちになっていて。じゃあ来週取り組もうか。そこで初めて、自分が緊張しており、心も身体もこわばっていることに気づいた。相手方にもう一度電話する。来週対応しますのでよろしくお願いします、勘違いしていましたすみません。いえいえ、お待ちしております。

電話を切って、もう一度気づく。問題が解決すればよいのであって、誰が悪いとか正しいとかそういうことではないのだ(少なくとも今回については/こういう進め方にすればよかったという反省はあるにせよ)。今の職場は、間違えても切り替えが早いというか、「いーからさっさと片付けて帰ろうぜ」という雰囲気なのが大変ありがたい。

 

もう一つ。別件でAですかBですかという問い合わせが来たときにEですねと答えたら、そうですかと言われてガチャ切りをされた。ガチャ切りだとこぼしたら、誰?あいついっつもそう、相手にしなくていいから!適当なことで連絡してきて!とみんなが怒り始めた。

一つあると5分くらい騒いでいるので、いつだったか、正式にうるさいと注意された。あいつの方がうるさい!告げ口したの誰?むかつく!と声を潜めながらみんなでぶつぶつ言っている。そういう、ろくでもない職場で働いている。

 

そんな感じで、今年も労働に勤しみましょう。