■飲んだコーヒーとお供の記録(3)

忘れた頃に書いてみる。コーヒー飲みに行かなかったわけではないけれど、写真を撮らなかったので記録をつけられなかった。

 

■一店舗目

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11月頃、東京銀座のお店。地下のお店で、看板があったのでエレベーターで降りてみるとそこは明らかに警備員さんがいるようなビルの管理室。どこだここ。Googleマップで確認しても場所は合っている、ので、お店の外観を検索。少し歩くと正しいお店の入り口が見えてきた。私が最初に見た看板はただのテナント表示板であり、お店の営業用看板ではなかったわけです。恥ずかしや。

水出しコーヒーとブラウニーを注文。わーお、銀座でコーヒー嗜んでる!「銀座」という地名を前に、地に足がつかないどころかそのまま風船の如く飛んでいきそうな高揚感。

 

■二店舗目

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地元の、鉄瓶でコーヒーやお茶を出してくれるお店で、これはかっこいい名前の紅茶。ティーカップが可愛くて、よほどひっくり返してメーカーを確認しようかと思ったが、他人の目が気になってできなかった。いくじなし。私の後に来た女性で、声から同じ年代だと思っていたのだが、会計時に姿を見たら母と同じくらいの年齢層で驚いた。張りのある声で大変羨ましい。

私も鉄瓶を持っているが、沸かしたお湯の味はやはり電気ポットとは違っており、この時期は毎朝白湯を飲んでいる。白湯はこぼしても紙や服に色がつかないので、雑な生き方の強い味方だ。

 

■三店舗目

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ラムレーズンサンドとカフェオレを注文。ガラスコップで出てきたので、一瞬アイスかと思ったが触れてみると適度にぬくい。外を眺めていると小学生が雪道を走ってきて、そこ滑るよーと思ってみていたら滑って転んでいた。雪道でも、転ぶことを恐れず全力疾走する小学生と気にせずローファーで歩く女子高生は強い。

店で休んでいたらやたらぽかぽかしてきた。暖房が効いているのかな、と思ったがたぶんおそらくきっとレーズンサンドのアルコールにやられたのだと思う。特別きついわけではなく、ただただ私が弱いだけ。頬があたたかい。

 

■四店舗目

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カフェオレとチョコレートクッキーを注文。イスに対してテーブルが高くて、とりあえず座ったけれど、立ったまま休むのが正解なのだろうかとずっと悩んでいた。もしかして、私の座高低すぎ……?

クッキーが気になっていたのだが、ここのクッキーは少し塩気があり、さくさくでもほろほろでもない、カントリーマアム寄りの食感だった。チョコレートが入っているが、チョコも生地自体もそこまで甘くはない。これはこれで一つのクッキーなのだが、残念ながら私の追い求めているクッキーではなかった。クッキーという言葉の示す範囲が広すぎる。今日もまた、私は理想を求めてGoogleマップで「クッキー」を検索するのだった。

 

■五店舗目

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クレマ・カタラナとカフェモカ。注文時、両方甘いですよと念を押されたが、大丈夫ですと力強く答えた。

カタラナのカスタード部分はオレンジの風味がする。『アメリ』よろしく、上のカラメル部分をスプーンで叩くと、思ったより小さな力で割れていく。気分はパリジェンヌ、じゃなくて、カタラナはスペインのデザートでした。それぞれの違いをまとめようと思ったけれど、お菓子作りはよくわからないので各自調べてください。

本を読みながらカフェモカを飲んでいたのだが、先ほどその本を開いたら小さな茶色い点がついていた。やっぱりこぼしてる、信じられない。