2/13晴れ、引っ越しは計画的に

コーヒー屋さんでコーヒー豆を購入した際に、正しい?淹れ方を聞いてきた。教わった通りに淹れてみると、なるほどおいしい。気分は完全にコーヒーマスターだけれど、ところで、職場に一人くらいコーヒーにうるさい人いませんか?

 

我が家のモンステラサトイモ科の植物、葉っぱに切れ込みが入っているあれ)が生長してきて、買ってきた当時から使っている植木鉢では窮屈そうである。さっそく、ひとまわり大きい鉢を買ってきて、植え替えることにした。

すぽっと抜いてすぽっと新しい鉢に入れてやれば済む話だと思ったのだが、まず、モンステラが植木鉢から抜けない。ひっくり返してみると、底穴から根っこがはみ出て絡まっていて、まさかこんなに伸びているとはと驚いた。多少、土が湿っていたのだが、調べると乾かすと取り出しやすくなるらしい。作業はひとまず中断とした。

 

後日。土が乾いてきたのでもう一度作業に取りかかる。

手始めに、棒で鉢と土の間をつつき隙間をつくる。幼い頃、プリンを作ったことを思い出す。型から外れなくて、つまようじで縁をなぞったっけ。固いとか柔らかいとか、プリンはなぜ物体の特性で語られているのだろうか。甘さや牛乳と卵の風味といった、プリンの味の話はそれほど話題にならないが、その美味しさは保証されているから味の確認は必要ないのかもしれない。私は、プリンの素でつくる牛乳くさいプリンがとても好き。

ひっくり返して、底穴にも棒を入れてつつく。間違いなく根っこを傷つけているが、大丈夫だろうか。なんて心配したところで私にできることは何もないので、作業を続ける。植物愛好家の人には見せられないけれど、そもそも自然に生えているものを家の中に持ってきている時点で、植物にとってはいい迷惑だろう。

そうして、茎と根っこの境目あたりをそろそろ引っ張ってみると今度こそすっぽり抜けた。バケツプリン感。これだけ気持ちよく抜けると癖になりそうである。あとは新しい鉢に植え替えて作業終了だ。底穴部分に土が落ちないようネットを敷くのを忘れてみたり、途中で土が足りなくなってみたり、ベランダで作業したのだが道具が足りず部屋を行ったり来たりして土を散らかしてみたり、いろいろあったが省略。

 

今度はカネノナルキの様子がおかしい。葉っぱがふにゃふにゃし始めているのは、おそらく水のあげすぎなのだろう、しまった。逆にピッツバーグは元気に伸びていて頼もしい。ゲッキツは少し勢いがありすぎて、今度植え替えをするとしたら彼になるかもしれないが、ベンジャミンバロックも鉢が少し小さい。どうしようかな。

彼らが新しく生やした、つやつやとして黄緑色の小さい葉っぱを見つけると愛おしい、が、複雑な気持ちになる。あまり大きくなるとベランダに出してやるのだって一苦労だ。不恰好な部分を切り落としつつ、けれどやっぱり生長は嬉しくなり、結局は2つの感情を行き来している。

水をあげたり、日光に当てたりすると、彼らは確かに返事をする。その答えを聞き漏らさないように世話をするのが、とても楽しい。

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モンステラ