10/3くもり、気づけば秋、気づかなくても秋

今週はバタンキューな一週間だった。

家に帰りご飯を食べ、ごろりと横になり目をつむる。牛になるなー……と考えながら意識は遠のき、気づくと夜中。最低限、洗濯物と流しの洗い物をためなかったのは我ながら本当に偉い、素晴らしい、感動した。

体重計に乗ると、数字は着実に増えていくことがただ悲しい。

 

すっかり秋だ。気づくと街路樹の先っぽが色づいていて、近くに見える山頂もいつか白い帽子をかぶるのだろう。恐怖である。2020年、今年もお疲れさまでした。久しぶりに年賀状でも書こう(描こう)かしら。

 

私は薄着だとよく言われる。と言っても、寒くないわけではない。ホッカイロを使ったり下にいろいろ着込んだりして表面上は着てないように見えるだけで、寒さ対策はきちんと行っている。建物に入れば、暖房がガンガンで暑いくらいだし、そんなに着込む必要はないと思う。

関東とかそれより南側に住む人がダウンを着ていると、そんなに寒いのかと疑問に思うのは北国あるあるだろう。南側だから暖かい、とは一概に言えないが、それでも天気予報で気温を見る限りはそんな大げさな、という感想だ。

しかし、その地域に住んでいる人にとってはそれが「一番寒い」気温なのだ。だから、これ以上ないくらいの装備をする。もっと寒くなる地域の人は、この程度で最強装備を出すわけにはいかないと考える。だから、え、その気温でそんな格好するの?と感じてしまう。北国出身だって、寒いものは寒い。他人を気にすることなく、自分が快適だと思う格好をすることが大事だ。と無難にまとめてみる。

 

そうだそうだ、と忘れないうちにふるさと納税を申し込んだ。ら、物はすぐに届いた。書類がまだこないのが少し心配だけれど。返礼品は南部鉄瓶である。お湯を沸かして、これがまろやかなお湯の味かあと思って有難く飲んだ。つまり、まろやかなお湯の味を全くわかっていない。職場の使い古されたポットで入れたお茶を飲んでみても、違いがよくわからないくらいにはバカ舌である。猫に小判、豚に真珠、馬の耳に念仏。

興味本位で手に入れた鉄瓶、上手に使いこなすことができるだろうか。と言っても、お手入れに特別なことはなく、使用後は中身を空っぽにして蓋を取り放置しておけば、余熱で勝手に乾いてくれる。逆に洗ってはいけないので、これは便利である。もしこの狭いキッチンで誰かと何かあったら、凶器は出しっ放しのこの鉄瓶だなあと思って眺めている。

合わせて、ということではないのだが、もう一つキッチン雑貨を買った。お皿である。

市内の雑貨屋で作家の個展が開かれていて、もうべらぼうにかわいくて、どうしようどうしようどうしようと悩んだ末に、買った。やっぱりかわいい。梨とか柿とか載せている。生姜焼きじゃないよなー、と思うんだが、どうだろう。とにかく、お気に入りのものに囲まれるっていいよね。


 

部屋でぐだぐだするのも心地いいが、雪が降り道が滑るようになると出かけるのも億劫になる。つまり、今は外に出るにもいい季節である。何を買うでもなくどこに行くでもなく、ぶらぶら散歩でも行ってこよう。

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