12/14雨、仕事でミスをしたけれど、まだ今日も生きている

年末には復職エントリが書けるかと思ったら、残念ながらそうはいかなかった。

復職時期の調整にあたり、いろいろな人がいろいろなことを言ってきて、でも最後はあなたが考えてね、と言われしまう。まあその通りなんだけれど、それって結構疲れるのよ。

 

本当はばかな話を、冷凍チャーハンを一気食いして気持ち悪くなった話でもしたいんだけれど、気持ちの整理がしたいので真面目な話をする。

 

大きな声で言えないけれど、私は仕事で割と大きなミスをしている。

もちろん、わざとやろうとしたわけではないが、結果としてそうなってしまった。今、その反省文(なんてかわいいものではない)を書いていて、昔のことを思い出したのでちょっとまとめてみようかな、と思ったので書いている。

 

仕事で困ったことがあって、自分で抱え込んでいる人へ。

相手が怖かろうが、自分の評価が下がろうが、きちんと然るべき相手に相談するしかない。自分の手で解決できるなら、とっくにできているはずなのだ。もうあなたじゃ無理、誰かに任せてしまえ。そうやって、逃げてしまえ。

逃げるなんて無責任に聞こえるかもしれないが、問題を抱え込んで解決していない時点で十分無責任だ。さっさと誰かにポイしよう。

……と、今では思う。その、相談するというのがなかなかハードルが高いんだけれど、それは私も十分わかっているのだけれど、頑張れ。私からはそれしか言えない。

 

わたしはそれができなくて、どうしようどうしようとやっているうちに自己防衛機能が働いて、もう無理ーと諦めてしまった。

仕事とはドライに付き合うのがよい。お金をもらうから、その分の役目を果たす。その本質を忘れて、それ以上に働こうとすれば大事なことを犠牲にしてしまう。例えば、自分のこととか。それ以下の働きでいいか、なんてもってのほか。会社が、その給料を支払うにふさわしいと思える程度の働きをすればいい。

そうやって考えれば、問題を残しておくのは正しくない、ということがはっきりわかる。これは、給料をもらうに相当する行為ではない、さっさと解決してしまおう。仕事に対する責任感とか誠実さとは、自分がすべてをやるということではなくて、会社全体の不利益にならないように適切に処理すること、だと思う。

偉そうにしゃべっているけれど、気付いたのは最近の話だ。

 

仕事を目的にしてしまうと、途端にミスが怖くなる。人生そのものが否定されたように感じるからだ。私も、そういう風に考えている時期があった。仕事で成果を残すことが、私の人生の価値を高めてくれる、そう考えて人事異動の結果に一喜一憂したりした。今は、仕事はお金を稼ぐための手段だと、割り切るようにしている。

休職中、ふらっと札幌に行った。フェリーに乗り、苫小牧港から札幌へ。全く縁のない街で、知っている人なんていない。ドトールから、人々がざわざわと行き来しているのを眺めていた時、なんだかどうでもよくなってしまった。

私が仕事でミスしようとなんだろうと、そんなのお構いなしに札幌で暮らす人々の生活は続く。その事実に励まされた。

 

 

先日、仕事終わりに、その反省文を書くために打ち合わせがあった。部屋に帰ったら暖房のタイマーをつけ忘れていてすごく寒い。外は雪が降り体も冷えていて、さっさと部屋着に着替えて布団にもぐり、体を温めることにした。

泣きたい気持ちなのに涙が出ない。申し訳ないとか情けないとか、でもどうすればよかったんだとか、いろいろな気持ちがぐるぐる巡る。相談する、その通りなんだけれど、いろいろな要因があって、もちろん私の心の弱さもあって、それができなかった。

当時は、朝が来るのが苦痛だった。また今日も生きている、それが本当に嫌で嫌でたまらない。仕事のできない私なんて、生きている価値がないのに。自分で死のうとしたことはないが、夜、寝ている間に心臓が止まればいいのに、そう思いながら目を瞑っていた。明けない夜はないというけれど、この夜だけは明けなくていい、本気でそう考えていた。

そんな気持ち、報告書には載らない。いつか、私がミスをしたという事実だけが、会社内に広まるのだ。私が悪いのはその通りなんだけれど、事情を知らない人になんやかんや言われるのかと思うと途端にイライラしてきた。同時にそれは悔しいな、と考えていたらやっと涙がぽろぽろ出てきた。

怒ったり悔しかったり、そんな感情で涙を流せるなんて、私、元気じゃないか。

 

泣いたらすっきりして、まあいいかと考えながらお風呂に入って寝て、翌日、無事に風邪をひいていた。特に急ぐものもなかったので仕事は休んで、本当に1日中寝ていた。

そして今朝起きて、おなかが減った勢いで冷凍チャーハンを一袋食べたら、食べ過ぎて気持ち悪くなってしまった。最初、半分だけ食べて物足りなくて、じゃあもう半分食べるか、と食べたらダメだった。その後、今日は食事をしていない。

 

何もうまくいかない。でも今は、夜寝る前に死を願ったりしない。未来に希望が持てるようになっただけ、私も前進している。