11/20晴れ、「できた」に目を向ける日

朝起きると、雪が舞っていた。降ってはいない、積もってもいない。ちらちらと、風に乗って雪が踊っていたなんてロマンティックなことは言わないけれど、白い帽子をかぶったような山は、見ていてなんだか素敵だった。

 

今日はきちんと起きて、職場に向かうことができた。

たったこれだけのことに、心底ほっとする。毎日仕事に行って時間いっぱい働いている人がうらやましい。今の私には、そんなことさえも難しいようなのだ。布団を出ること、着替えて化粧をすること、自転車で職場に向かうこと、椅子に座ってPCに向かうこと、人に会うこと、人に見られるということ、そのどれをするにも、エネルギーが足りない。

せっかく来たのだし、と張り切って仕事に取り組む。PCの右隅に表示される日付を見て、今日が水曜日であること、今週は二日間休んだことを思い出す。割り切っているようで、全然割り切れていない。週の真ん中なのに、仕事に来たのは今日だけかよ。

 

なんで、できなかったことにばかり目を向けるのだろうか。確かに今週は2できなかったけれども1できたじゃないか。先週は、通院があったから1できなかったけれど4できた。その前の週なんて、3連休明けだったから4すべてできている。こうやってみたらできている数のほうが多いのに、なぜ、できないことばかり見てしまうのか。

今回に限った話じゃない。

もちろん、お金をもらっているのだからある程度の結果を残すことは必要だ。でも、不公平じゃないか。仕事で「よくできた」ことは褒められても、普通に「できた」ことはあまり取り上げられない。そのくせ、少しでも「できない」とわーわー言われる。あるいは、言われるんじゃないか、と恐れおののく。そんなの、ずるい。

目を向けるところを変えなければならない。できない数を数え上げるのではなく、できたことを集めていく。そんなのできて当たり前、誰でもできるじゃん、なんて言わないで、きちんと朝起きたこと、身だしなみを整えたこと、出勤したことを自分で認めてあげる。そうでもしないと、私、誰からも褒められないし!

 

明日は何をしようかな、何ができるかな、と考える。子どもみたいだけれど、そうやって考えるほうが、よほど健康的である。

 

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なんとなく毎日更新を続けているけれど、私には合わないみたい。書きたいことはあるのだけれど、それを少し寝かせる時間と、書くというモチベーションを焦らす時間があった方が、自分にとっては納得のいく文章が書ける気がする。

今日の記事も、消して修正するかもです。