9/23秋分の日、我々は完全に包囲されている!

シュウブンって打ったら変換が周文と週分しか出てこなくてびびった。読み方間違えているのかと思って。

醜聞とか修文とか集分とか、他にもいろいろあるからそんなことないのにね。

 

気に入っている喫茶店で個展をやっていて、作品が素敵だったのでポストカードを1枚購入してきた。それだけじゃ物足りなくなって、別日に再び訪問し、追加で2枚購入した。ちまちましてんな!

100均でフレームを買い、部屋に飾っている。すごくいい。絵(ポストカードだけど)を飾るなんてキョウヨウがあるなーと教養のなさ丸出しで悦に入っている、が、実際素敵な作品なので目に入るたびにこにこできる。あーーー幸せ!

ポストカード自体は160円だけれどそれはポストカードという媒体の値段であって作品としての価値を考えると100均のフレームに入れておくのは不釣合だ。ということで、Amazonやら楽天やらでフレームを探す旅がここ数日続いている。全面アクリルのタイプだと紙の余白もきちんと入るからいいなあと思うのだけれど、作品の雰囲気的には木製フレームだよな、しかもちょい古い感じ、などと考えると案外今の100均フレームが合っているかも。

そんな感じで、夜な夜なフレームを探しつつ机上のポストカードを眺め、うーんと考えている。でもこうやって探している時間が、やっぱり幸せ!

 

ふと気づく。

このフレーム、木でできている。あ、この作業机も木だ。隣のタンスも木、さらに隣の本棚も木、反対側のベッドも木、テレビ台も木、ローテーブルも木、部屋の扉とクローゼットの扉も木、床はフローリング。

木、木、木ばっかりで空恐ろしい。

 

もちろん、木じゃないものだってある。ハンガーラックはスチールだし花瓶はガラスや陶器でできている。カーテンやカーペットは布だ(布って言うのか?)。電化製品もある。このアパート自体は鉄筋コンクリートのはずだし。

しかし、シロクマのことを考えないでと言われるとシロクマが頭から離れないようなもので、一度注目すると木にばっかり意識が向く。ひいいい木だ、ひぃこっちも木、ひゃあ手に持っているこれも木。お風呂とトイレに木はいないが、いつまでも閉じこもっているわけにはいかない。

ああ、こんなに木に依存して、もしこの世から木でできた製品がなくなったらどうしよう。今の、そこそこ木に……じゃない気に入っている生活が維持できなくなるじゃないか。あれ、これってSDGs?環境問題?小泉進次郎??この前もそんな名前を打ったような。私がエコバッグを使わないばっかりに、この地球から木が消えて竹製品が世界を牛耳るの?

 

理屈はよくわからないが、何か一つに依存するのがとても怖い。いや、「とても怖い」と書いたけれど実はそこまで怖くはない。ちょっと怖いくらい。ちょっとと言うのは少しのことで、たまに「うわっ」と思うけれど気になるのは数分でまた元の状態に戻れる程度。

うーん、怖いと言うのも違うかもしれない、カテゴライズされるのが嫌なのかも。あなたの部屋のインテリア、北欧風ですね、西海岸テイストですね、アーバンですね。え、そういうの目指してないです、似てるだけです無理矢理そういう枠にはめるのやめていやー!

そういう意味では、一番言われて嫌な言葉は「無印っぽいですね」である。無印良品になんの恨みもないしまあ好きだけれどあればのぞくくらいだし、そんなに無印のものなんて持って……あ、靴下は無印か、ベッドカバーも無印、カトラリーも無印、このアロマストーンも無印、本棚とベッドフレームもそういえばむ、むじ……

うわーーー!!!