6/20晴れ、梅雨空の下の乾燥肌

と言いつつ、ここのところよく晴れている。気温自体はそこそこ高くて、時折吹き抜ける風が心地よい。

 

なんとなく、心がささくれ立っている。いや、乾燥してガサガサで粉を吹いているかもしれない。ちょっとしたことで周囲とこすれればガサガサになった肌はひっかけひっかかり、ひっかかった何かを、あるいはひっかかってしまった自分自身を傷つけることになる。もはや市販のクリームでは治らないかもしれない、はやく皮膚科にでも行け。

すべてが煩わしい。特に職場はもうだめだ。目の前に座ったおじさん(あまり好きではない)の、相手にお願いをするときの甘ったるい声と「お願いします」のますを強調する発音など、本当にむかむかする。隣のおばさんの、仕事量で負荷をかけなければ人は成長しないとかいう仕事論も反吐が出た。どうでもいいことに、いちいち腹が立つ。

自分に向けられた言葉に対しても、起伏がやたらと激しい。こうしてほしい、こうしたら、というただの提案なのに自分が責められているような気分になって、落ち着かない場面があった。「そういうことじゃない」と頭でわかっているけれど心はざわざわしっぱなしで、体をさすると落ち着くという情報を頼りに体をさすりさすりする。

なんだ、なにが気に入らない?梅雨のせいか??

 

こういう日はさっさと帰るに限る。現職場、私はやたら暇なんだけれどなにかやり忘れていることがあるのだろうか。15時くらいにはその日のタスクが終わってしまうのだが、適当に取り組み過ぎなのかもしれない。最近の悩みはもっぱら、暇なことである。いや、それは今は問題ではないけれど。

いつもと違う時間のバスには、大学生が大量に乗っていた。混んでいるというのに、座席に荷物を置いていることが本当に腹立たしい。そのイライラを、相手の容姿や偏差値にぶつけて発散するというのは、本当に性格が悪いが、そうしないと今度は舌打ちの一つでもしてしまいそうなほどだった。ちなみに、いつも出勤するバスで一緒になるおじさんがいるのだが、この人は高校生が並んでいるのを無視して先頭に立つので、本当にどうにかなればいいと常々思っている。

 

そんな日が2、3日続き、もはや後半は職場での雑談にも加わらず、一生懸命にパソコンをにらみつけていた。ホルモンバランス的な問題でもないし、一体、何だってんだ。

そういう日もあるよね、と放置する以外に解決方法はない気がする。怒っているにしても悲しんでいるにして喜んでいるにしても、感情が活発な状態にある人には、何を言っても無駄だ。うるさい教室が静かになるのを教師が待つと一緒で、それは他人だけでなく、自分に対しても同じである。

だから、よくわからないけれど心がざわついているうちは、そのざわつきが治まるまで刺激を与えないようにじっとしていよう。さっさと寝るに限る。さすがに、まだ寝ないけれど。