十和田市に行ってきました。奥入瀬のホテルに泊まって、翌日、十和田市立美術館へ。
途中の山道では、鹿が横切って行ったりヘアピンカーブがあったり……。運転する友人の、たくましさにいろいろ乗り越えてきたんだなあと思いを馳せずにはいられませんでした(適当)。
渓流の音で耳から癒される。何とか波が出てそう
動があれば静もある。朝の木漏れ日の美しさよ
十和田市現代美術館とは。
美術館の建物自体に作品が描かれていたり、屋外(しかも道路を挟んで向かい側)にも作品が置かれていたりします。建物の、道路に面している壁はガラスになっており、日差しがキラキラ、たぶん真夏はギラギラ入ってきます。普通、美術館って作品を大事に、それこそ日光なんて当たらないようにしまっておく場所じゃないの?、という常識を吹っ飛ばす構造ですね。
では、気になった作品を少し紹介。
〈スタンディング・ウーマン〉 ロン・ミュエク
4m近くあるという女性の像。この手の精巧さを見ていただきたい。こんなに大きい人いるはずないのに、本当にいるのかもしれない、ていうか今にも動き出しそう、「あるはずないけどありうるかも」という不思議な感覚になります。二つの感情のはざまで揺れ動く、みたいな。
〈ザンプランド〉 栗林 隆
アザラシはぶら下がっているのではなく、天井裏をのぞいているのです。「テーブルとイス以外には触れないでください」だかなんだか注意書きがあって、なんのこと??と思ったのですが。その注意書きの看板に靴ベラがぶら下がっていて、ああ、登れということか、と合点しました。テーブルの上の椅子に上がり、天井裏を穴からのぞくと……いい体験でした。
慣れてない人にとったら、美術館って新規開拓した料理屋さんみたいなものですよね。入るのに勇気がいるし、入ったら常連さんばかり勝手に盛り上がって自分は居心地悪いし、いろいろお作法わかんないし。私も、今でこそずかずか行けますが、学生の頃はびくびくしていたなあ。要は経験ですね、何事もそうなんですけどね、一般論。
写真を貼り慣れていないので、なんか今回はペースが狂ってしまいました。十和田でどんなことを感じたのかは、次回に回したいと思います。
最後に。
読んでくれた(ている)方へ、いつも大変お世話になっております。
なんとか30記事書くところまで継続できました。引き続きよろしくお願いいたします!