1/23くもり、「キャリア」が気になるお年頃!『スタンフォード式人生デザイン講座』

備忘のためにメモ。

 

これから先、どうやって生きていこう。

何かをするには短過ぎるけれど、何もしないでいるには長過ぎると書いたのは中島敦

正しくは「人生は何事もなさぬにはあまりに長いが、何事かをなすにはあまりにも短い」だそうです

ぼーっと生きていくのもいいけれど、よりよい人生が送れるよう努力したい。他人から評価されて、ということではなくあくまで個人の問題で、自分の中できちんと整合性が取れている人生を送りたい。

 

会社員であれば、一日8時間を仕事に費やす日々が40年程度続く。仕事がすべてとは言わないけれど、それだけの時間を費やすのだから嫌な仕事はしたくない。なんだかんだいって、仕事は人生のうち大きい割合を占める。仕事で失敗したら、その日のディナーも翌日のショッピングも楽しくない。

もちろん、仕事とプライベートは別よ!ときっちり分けられる人もいるだろう。けれど、私はそうじゃない。仕事に中途半端な不満を持ち、不完全燃焼な休日を過ごして、私の人生これでいいのかなー、と考えたりしている。

 

ってやってたら、こんな本を見つけた。最近多いよね、スタンフォード式○○。黄色い表紙が眩しい、いかにもなタイトル。今日、本屋に行ったら平積みで大量に置いてあって、目が痛かった。

 

こういう、ビジネス書というか自己啓発というか、仕事に関するお勉強系は2つに分けることができる、と思う。自分の中にある答えを探り出す系か、その発想はなかった!系か。どっちが優れているとかではなく、単純に、読み手の受け取り方による。私にとって『嫌われる勇気』は後者だし、この黄色い本は前者にあたる。

本の中では、あなたはどういう人生を歩んだら幸せになれますかねー?という問題を仕事中心に考えていく。仕事に不満をもち、行き詰っている人が多いからこそ、「仕事」の面から人生を考えていくのだ。やりがいのある仕事に就ければ人生楽しいよね!という話。仕事=社会に果たす自分の役割、くらいに考えていいと思う。

その、「やりがいのある仕事」を見つけるための方法は、おおざっぱに次の通り。詳しいやり方は本をご覧ください。

 

目指すのは、人間性/考え方/行動が一致している生き方

・ワーク・ライフ・バランスを考える

健康/仕事/遊び/愛のバランスが取れているか振り返る。やりたい仕事でバリバリ稼いでいても、健康を損なっていたら長続きしないよね。この四項目のバランスから、現時点での問題を探し出す。それが自分ではどうしようもない問題だったら、実行可能なところか改善を考える。オリンピック選手にはなれないけれど、スポーツをする人をサポートするスタッフにはなれるよね。

・人生観と仕事観を考える

この2点を考えることで、人間性/考え方/行動を一致させることができるという。紙に書き出して、人生観と仕事観が一致するところを見つけ、あるいは揃うようにどちらかを修正していく。これがコンパスになり、どういう選択をするか、の基準になる。

・熱中とエネルギーを考える

再び問題点探しに戻る。仕事中の熱中(集中)度と、費やすエネルギーを記録してみる。仕事のどこにやりがいを感じ、そのやりがいを増やすためにどうしたらいいのかがわかるのだ。人前で話すのは熱中できるけれど終わった後の疲労感が大きいのなら、回数を減らたり休憩を増やしたりしようとか。いや、人数に比例して疲れるから、回数は増えても一回の人数を少なくしてみようとか。

 

現状分析はここまで。この後は、人生をもう少し具体的に描くことになる。私の実践はそこまでいっていないので、紹介はここでおしまい。

やってみて、特に熱中とエネルギーの日誌はおもしろい。調べ物は集中しているな―とか、パソコンへの数字入力は疲れるけれど文字入力は平気だなーとか、いろいろわかった。私は、無印のA5ノートのページを真ん中から半分に折って、左に行動を、右に感想を書き込んでいる。

 

手を動かすワークが多いし、後半は人脈を広げよう!みたいな話になってくるけれど、このままの生活でいいのかな、と感じたらぜひどうぞ。