12/4雪、想像力がたりていない

朝、目が覚めてカーテンを開けると、ベランダに雪がうっすらと積もっていた。焦る。道路には雪がないのを確認して、安心する。これなら自転車で出勤できるぞ。時間があったので、二度寝した。

バスだと少し早起きしないといけないからね。

今日は一日、雪がぱらついていた。仕事終わり、スマホをいじって天気予報を見たら、明日も雪、というか今晩も雪らしい。明日こそはバスかな。じゃあ早起きしないと。

 

 

帰り道、ニットが欲しくてユニクロに寄った。お目当ての品物はすぐに見つかり、さっさとお会計をして店を後にする。見ると何でも欲しくなってしまうから。特にこの時期は、クリスマスだ年末だ正月だ、といろいろなことを言い訳に財布のひもがゆるくなる。気を引き締めないといけない。このニットは寒いから必要なものなので、いいのだ。

 

家に帰って、一人ファッションショーが始まる。買って着た服と手持ちの服を合わせて、あーだこーだと考える時間だ。ダークブラウンという表記だったはずの、オレンジと茶色を混ぜたようなセンタープレスのパンツと、今日買ってきたニットを合わせる。ちょっと大きめの、ゆるめの白ニット。

悪くないと思っていたのだが。が。

着てみると、ゆるい、ゆるすぎる。サイズが、じゃなくて、このゆるさは、なんかパジャマっぽくない?

え、パジャマじゃんなんで???と混乱する視界の隅に、ちらりと寝巻が入り込む。やはりユニクロで買った、上が白で下が茶色(こっちは正真正銘の茶)のスウェット。

これだ。配色が同じじゃん。

今回の組み合わせが、正解なのか不正解なのかはわからない。ただ、一度パジャマだと思い込んでしまった私は、もう二度と茶色パンツと白ニットは合わせないだろう。これ、パジャマっぽくないですか?って心配するような服は着たくない。別の着方を考えます。

えーでもこのパンツに合わせようと思って買ったのに。ジャンパースカートに合わせようとも思ったけれどやってみたらもこもこするし。もしかしなくても失敗な気がする。商品が悪いんじゃなくて、完全に私の采配ミスです

 

おしゃれな人というのは、服にしろ化粧にしろ、これを私が身に着けたらどうなるか、あるいは組み合わせるとどうなるか、という想像ができる人だと思う。私はこれが全くできない。個別にかわいいものはわかるけれど、合わせてかわいいものとか私が身に着けてかわいいものとか全くわからない。このリップかわいー、はできるけれど、それが自分に合うのか頭の中で想像できない。

今回の白ニットも、単体で見たらかわいーから買ったけれど、茶色のパンツと合わせてパジャマになるとは思わなかった。おしゃれな人は、買う前に組み合わせを考えて、あ、これじゃ配色がパジャマと同じじゃんって気づくんじゃないだろうか。うーん、これっておしゃれというか、買い物上手の条件かしら。

 

想像できないから、買って初めて「あ、これ違うじゃん」と気づくことになり、お金を無駄に使ってしまうのだ。

こうやってまた、世界の経済は(多少)回る。