行ってきた喫茶店の記録(1)

「飲んだコーヒーとお供の記録」としていましたが、コーヒー以外も飲むのでタイトルを改めます。しかし今回はコーヒー系しか飲んでいません。

 

・1店舗目

チョコチップスコーンとカフェオレ(見えない)を注文した。スコーンがとてもとてもおいしかったこと、温めてもらったのでチョコがとけて手を汚しながら頬張ったことはよく覚えている。

小さなお店なので5組ほどしか入れないのだが、平日に行ってもだいたい埋まっていて、若者からお年寄りまで、一人でも二人でも、男女偏りなくお客さんがいるように感じる。自分が入店した時も満席で、諦めようとしたら何組かのお客さんがお会計に向かってくれた。がらんとしたのも束の間、またすぐに席が埋まる。そうして休んでいると「あー、満席ですか……」という声が聞こえてくるので、今度は自分が席を立つ。そういうサイクルで回っているお店。

 

・2店舗目

アイスカフェオレとレモンケーキ、このお店のカフェオレが好き。

比較的今風のお店なので内装がオシャンなのだが、オシャンゆえに椅子が座りにくい。高い、重い、硬いの三拍子が揃っている。しかしカフェオレがおいしい。

カフェ巡り的なVlogを見ていると、映えるんだろうけれど椅子やテーブルの機能性は捨てているようなお店がある。アイス系のドリンクだと水滴が垂れるだろうなとか、焼き菓子食べる時こぼれるだろうなとか、そんなことを心配しながら見てしまう。ここも、オシャや映えの裏側は大変なのだということを教えてくれるお店である。そしてカフェオレがおいしい。

 

・3店舗目

たまによく行くお店。withアイスカフェオレ。

友人を連れて行きたいお店No. 1なのだが、あまりお喋りするような雰囲気ではないので行ったところで黙ってコーヒーを飲むしかなく、そう考えるとどうかな……と思ってしまう。静かな雰囲気を守りたくなるお店。コーヒーもおいしいけれど、何より雰囲気がいい。

例えばおいしいものを食べたときに、みんなにも食べさせてあげたいと思うのはすなわち母性なのだと耳にした。じゃあ、このお店を友人に紹介したいと思うのも母性なのか……と考えたり考えなかったり。暑かったのですごい水飲んでたらすごいおかわりくれた。

 

・4店舗目

ときどきよく行くお店。ナストマトグラタンサラダトーストセット+アイスカフェオレ。

チョコバナナトーストと迷ってでもすごい空腹だしとこちらにした。偶然にも、隣に座った人がちょうどチョコバナナトーストを頼まれたので盗み見る。次に頼もう。近い席に座った人が数年前に一緒だった同僚ににていて少しドキドキしたが、声から別人だとわかってホッとした。私は出先で知り合いに、特に仕事関係の人に会っても知らんぷりする。

フルーツ系の立派なケーキを頼むときに、私はバナナを選ぼうとしたのだが同席していた人に「バナナって高級さがわかりにくくない?」と言われた。以来、私はバナナへの思いを心に閉じ込めてしまいたまに爆発しそうになる、というどうでもいい話。

あ、みどり色のは私の姿が写り込んでしまったものです◜◡◝

 

・5店舗目

和室でコーヒーフロート。バニラアイスが到着していなかったためチョコチップアイス。

正直、「バニラがない」と言われたときは心底ショックだったが、味わってみればなかなか素敵な組み合わせであった。チョコアイスがコーヒーにとけた部分がおいしい。ちょうどよく混ざっていて、なんて調和!と思った。ところで、バニラアイスはどこから来るのか。

今回はコーヒーフロートだけれど、「フロート」を出すお店は他にも何軒かあって、夏のうちに回ってみたいと計画している。フロートっていいなと思ったのは、数年前に飲み会帰りに連れて行ってもらった喫茶店で、たまたま飲んだことがきっかけである。

 

・6店舗目

たまによく行くお店。水だしアイスコーヒー。一緒にあずきスコーンも頼んだけれどどこかにか行ってしまった。

いろいろな香りがして、強いて言えば鮮やかな味。ちょうど目の前が白い壁だったので、塗装がはげているのを「はげてるなあ……」と見つめ続ける。今飲んでいる飲み物ははたしてコーヒーなのだろうか、とほんの少しだけ不思議な気持ちになる味だった。

あずきスコーンを頼んだのは何回目かなのだけれど、その日のはいつもよりおいしくなかった気がする。それは作り方の誤差に由来するものだったのだろうか。そうかもしれないし、私の問題、例えば味に慣れたとか、だったかもしれない。いずれにせよ、そういう若干の振れ幅があるから、お店には何度か通わないと自分なりの感想はもてないよな、なんて考えた。