こちらの記事の、聞かれている側の感想です。
明確に「聞いてどうする」と思った、たったひとつのこと
家の間取りから生活費の話になったあたり、「家賃の負担が大きい」のところで本当にこれ聞いてどうするんだろ……?と思った。私の生活費における中で一番負担が大きいのは家賃。
インタビュー中、Gさんは質問時以外は俯いていて、必死にペンを走らせていた。表紙が黒で横型長方形のたぶんリングノート、ニーモシネみたいなやつ。ページの両面に文字をたくさん書いていた。その中に、私の「家賃の負担が大きい」という情報も書き込まれていく。誰も求めていないし、教えてもらったところで役立つことは決してない情報。
逆を言うと、「聞いてどうする」と思ったのはその瞬間だけである。次々質問が飛んでくるので別のことを考えている余裕はなかったのだが、この質問の時だけは「聞いてどうするんだろ」「え、聞いてどうするの」「ほんとどうするんだろう」としばらく困惑していた。
誰にも伝わらないけれど注目してほしいところ
インタビュー記事は…とか!とかっの使い方が的確で、確かに私はこの発言をした時、語尾に!をつけてたわ……と興奮しながら読んだ。〜とか、なんか〜、〜みたいな、は口癖として自覚しているのだがばっちり書き起こされていて少し恥ずかしい。
気に入っているのは、ロックバンドのライブを目を瞑って聞けばいいじゃん、という一般に受け入れられるのか甚だ疑問な一言である。この言い方、私っぽい!と一人で喜んでいた。ここを削除せずに書き起こしていただき、Gさんには感謝である。言い方や内容がまさに「私」なので本当にここが好き。
あと、「無職」という表現はもっといい言い方ないかな?って思う。自分でもそう言っているし、別に非難するとかではなく、無職……そうだけど言い方……的な。ふふってなる。
読み返すと適当なことばっかり言ってた
自炊毎日しているとありますがよく考えたら嘘でした。外食はしないけれど、わりとスーパー等でお弁当買って済ませている。この日も夜はお弁当で済ませており、インタビュー途中からお腹が減って、ビビンバ丼を買って帰ろうと決めていた。おいしかった。
脳内会議の様子も、声が大きい方が勝ち……と答えたけれどなんか違うと思いながら、しかし正解もわからないので訂正できなかった。脳内ではひとり言で、AだよねでもBもあるよねていうかZの見方もできるよね、とやりつつたまにダジャレ飛ばしたり変な替え歌を作ったりしている。あ、でも、最終的には「Aだって言ってんじゃん!」みたいに叫んで終わってる気ような。
こういうのは最初に思い浮かんだのが正解と言いますから、やはり合ってるのかもしれません。
とにかく、おおむね答えられてよかったです
少々突っ込んだ質問も見受けられたが、「わかんない」や「考えたことない」で終わらせず、自分なりには答えることができてよかった。恋愛については、発信する必要性はないけれど言ってしまいたい気持ちがあり、どうしたもんかしらと引っかかっていたのでここぞとばかりに出してしまった。
後悔があるとすれば、ソファでひっくり返った話である。記事どころか下書き(事前チェックで共有してもらっていた)にもなく、でもそれはそう……と納得できるレベルにひどい話だった。その話をした時、Gさんも戸惑っていた気がする。すみません、昔から機転がきかないもので……。
まとめ:人と話すのは楽しい
話したというか一方的にしゃべっていた感が強いけれど、こうして言葉を外に出すことで、自分はこう考えていたんだな〜、こういう意見もあるんだな〜〜、と改めて気づくこともある。私の場合、文章を書くよりも声に出した方がその整理がうまくいく気がするのだが、最近は感染症のためそういう場面が少なく、今回のインタビューは貴重な機会となった。改めてありがとうございました。
個人的に気になったのは、Gさんが私の退職エントリをあっさりしていると評したところ。たぶん、Gさんもそんな大層な意味を込めているわけではないと思うのだが、え、どういう意味?え……?というレベルでわかっていない。つまり、こういう書き方もあっただろうに、というビジョンが私には見えていないということで、奥深いな……と思ったり思わなかったりしている。
同じ言葉でも捉え方が違ったり、自分は気にしないところを拾っていたり、という部分がその人らしさに繋がるのかなーと思ったインタビューでした。以上、キレイっぽくまとめて終わります!
そうそう、インタビュー記事はインタビュー部分で1万字だと思っていたけれど、全文で1万字なんですね。それが一番びっくり……びっくりはしていないけれどびっくりでした。