6/10くもり、Youtubeこわい

タイトルのYoutubeはようつべと呼んでください、語呂的に。

 

ある日のことである。

暇つぶしに、スマホYoutubeを開いて画面を下へ下へスクロールしていた。出てくるのは以前見た動画の、関連動画である。どこかの誰かのvlog、きゃわな動物、科学や歴史のゆっくり解説にお笑い芸人のチャンネル。こうしてみると大した動画を見ることなく、しかしYoutubeにより大量の時間を溶かしていることがわかる。なんだ、覗き込んできた隣の人を困惑させる動画って。

それから、ゲーム実況・配信動画もよく見るジャンルだ。特に、自分がかつてプレイしたことのある動画はつい見てしまう。SFCドンキーコングシリーズとかカービィSDXとか、完全クリアを果たせなかったゲームを見てはここが難しかったとかこうすればよかったんだとか、懐かしくなる。最近だとPSのサルゲッチュがおすすめに出てきて、コントローラの感触を思い出しつつ追っかけている。

たまに、たびたび、わりと、なんでそれをおすすめするの……ということもあるけれど。

 

回り道して本題に辿り着いていない。とにかく、そうしておもしろい動画はないかと見ていたら、ある動画が目に入った。ゲーム配信動画である。扱っているのは、ファイヤーエムブレムシリーズの「封印の剣」だった。

ファイヤーエムブレム(以下FE)シリーズからはいくつかのタイトルが出ていて、「封印の剣」というのは2002年にゲームボーイアドバンス用として発売されたソフトである。GBA!!

驚いたのは、この封印の剣というタイトルは私が唯一プレイしたFEシリーズだったからである。FEはシュミレーションRPGというジャンルのゲームだけれどSRPGのゲーム動画は好んで見ないし、そもそもFEについてYoutubeどころかGoogleでも調べたことがない。それが、自分がプレイしたことのあるソフトがピンポイントで出てきたのである。

 

よく見ているゲーム動画のチャンネルと登録者数の規模が同じだとか、最近ゲーム「配信」を見ていたとか、そういうつながりで出てきたのだと思う。高度な情報処理とそしてたまたまの偶然との産物だとわかっていても、私という個人をまるっきり見透かされているようで空恐ろしい。

それはそれとして、こちらも懐かしくて追っかけている。ちなみにこの動画は縛りプレイで、キャラクターがレベルアップした時の能力上昇が、2項目であればそのキャラは以降使えない。そういう遊び方もあるのかとおもしろく見ている、プレイヤーは大層苦労しているけれど。

当時の自分は、とにかくみんなを満遍なく育てなければ、という非常に真面目なプレイヤーだったけれど、好きなキャラだけ育てたり、何かしらの制限を設けたりして、ゲームするのも楽しそうだ。ゲームには色々な遊び方がある、というか同じゲームでもアレンジして自分なりに楽しむのが「遊び」ではないだろうか。それをわかった上でもう一度、かつてプレイしたゲームに再挑戦してみたい。

 

あーーーそれにしても驚いた。普段は大した(失礼)おすすめ出してこないくせに、たまにこういうことあるんだから。わざわざ私がプレイしていたものを、というよりは他にもおすすめされていたけれど興味がなくてスルーしていて、今回やっとで引っかかったんだろうけれど。

それはそうと、YoutubeにしろGoogleにしろ、閲覧(検索)履歴はとてもじゃないが他人に見せられない。これが何かの理由で知り合いにばれるようなことがあれば……考えただけでこわいこわい。