7/5くもり、ずっと同じじゃいたくない

最近、週末の朝はコンビニにカフェオレを買いに行っている。ちょっとした気分転換であり、お休みという特別な日を演出するための道具になっている。

 

この先ずっと、休みの日の朝はカフェオレを買いに行くのだろうか。たぶんそれはない。真夏になれば、朝とはいえ暑くて極力外に出たくないだろうし、真冬になれば今度は寒くて、やっぱり外に出たくない。私がカフェオレに飽きることもあるだろう。コンビニがカフェオレ販売を辞める可能性だって、0ではない。絶対に買い続ける!という強い意志もないので、何か変わればあっさりこの習慣はなくなるだろう。

学生の頃は、自分の立場が毎年変わった。1年生から2年生へ、小学生から中学生へ、副リーダーからリーダーへ。クラスが変われば付き合う友達も変わって、スクールカーストじゃないけれど、クラス内での立ち位置も若干変わったりした。1年サイクルで押し出され、元いた場所には新しい、つまり年下の人が次々と入ってくる。その流れを、個人が止めることはできない。

学生が終わるとその流れはいったん切れる(正確には、全員に1年サイクルが保たれているのは義務教育までかもしれない)。工場のコンベアに載せられたように、次へ次へと押し出されることは、社会人となった今はない。たまに、がたんと連れていかれることもあるが、そのペースは人それぞれだ。もっと言うと、その「がたん」と動いた理由も、人それぞれだったりする。

例えば、昇進とか結婚とか妊娠とか出産とか。病気とか事故とか離婚とか誰かとお別れするとか。学生時代は勝手に動いていたコンベアは、同じように勝手に動くときもあるし、自分で動かすときもある。私の場合、たぶん、今がそう。

 

最近、暇だという話はたまにしているとおりで、いつかのようにくったくたになるまで働くことはないけれど、仕事から受ける刺激は減ってしまった。ワークライフバランス、のワークが安定期に入っている。そうか、ここ数年、ないがしろにしてきたライフを見直す時がきたのだ。

と、私生活の充実を図ったらお金が吹っ飛んだ。物欲には限りがない。もっと別の豊かさに目を向けないと、例えば、心身の健康とか。

ということで、今日の私は絶賛筋肉痛中(こちら、ぜひ声に出して読んでみてください)である。昨日、早速ジムの体験見学に行ってきたのだが、一晩で筋肉痛が出るのなら、私もまだ捨てたもんじゃないな。ここまで体を動かすのは十年ぶり?って感じだけれども、感触としては大変よかったので、前向きに検討したい。というか、たぶん入会する。

自分でも意外だが、思い立ったら吉日みたいなところがわりとある。もっと言うと、熱しやすく冷めやすいので鉄は熱いにうちに打たないといけない、みたいなところもある。

 

安定と安心の中で生きる方法もあるけれど、怖いもの見たさというか、せっかくなら知らない世界に飛び込んでみたい。たかがジム入会で大げさな、と思われれるかもしれないが、運動習慣がなかった人間にとっては大きな決断である。

次に、私のコンベアが動き出すのはいつだろうか。放っておいたら、ずっとここにいるのだろうか。いや、思いがけない変化のある昨今だ、思いがけない理由でがたんと動き出すかもしれない。そのまま載っかっているだけでもいいけれど、いつ、どこに連れていかれるかわからないのだったら、自分で動かしてやりたい。

学生の時は、がたんがたんとめまぐるしくコンベアが動き、私たちを次の場所へ連れて行った。しかし、社会人になったら、自分でコンベアを動かすことができる。つまり、自分で変化を起こすことができるのだ。毎日暇だと言っているのなら、楽しく過ごせるような変化を取り入れればいい。

では、電話をかけてきます。